本日、以前からお世話になっているお得意先がお店を閉めることになり、社長が挨拶に来社された。
閉店の理由は業績不振によるもので、弊社に残る債務は来春までに全てお支払いただく旨の契約書を社長自らが持ってこられた。丁重に頭を下げて。
僕はこの社長は立派な人だと思った。
どんな店にでも見込み違いや環境の変化による業績不振といったことは起こり得る。
問題は、そのときに経営者がどのような責任の取り方を行なうかだ。
人間、危機に陥ったときにこそ人間性が現れるものだと思う。
今までの経験からすると、倒産や自己破産をしても知らん顔。
夜逃げをして行方不明。
連帯保証人に責任転嫁。
請求書を出していても全く意に介さない人もいる。
いずれも身の引き時を見誤ったために負債額が責任能力を越えて膨らんでしまうケースが多い。
もちろん、最後の1円まで支払いを済ませた上で新たな仕事に就く人が大多数なのだが
どうしても人間性を疑いたくなるような店主の言動が記憶に残ってしまうのだ。
このような中にあって、久しぶりに清々しい経営者の姿だった。
このような対応をする社長ならば間違い無く約束を守ってくれるだろう。
経験や年齢ではない。まさしく人間性の問題だ。
僕自身、どんなことがあろうとも人の信頼を裏切る行為だけは絶対にしてはいけないと思った。
お世話になった人々にいただいた恩を仇で返すことは、僕の人生を全否定することだ。
死んでもお詫びできるものではない。
弊社の経営理念 「おいしい」の一言が私たちの願いです
この理念を永久に実現し続けるためには
お客様は何を求めて弊社からお買上げいただけるのか。
弊社でなければならない理由は何なのか。
改めて一から見直さなくてはならない。
「初志貫徹」あるのみだ。






